数々のゲーム(インディーズを含む)をプレイしてきたMMCの隊長MM氏と、興味あるゲームしかやらないRONIN JAPANが忖度なしでゲームをレビューする、第四回目。
今回は
ポーランドのゲーム開発会社CD Projekt REDが開発したアクションロールプレイングゲーム『サイバーパンク2077』。
価格は定価7,980円。
今回はRONIN JAPANがレビューします。
今回に関しては、ボチボチ前情報を嫌でも目にした流れでのレビューですが、逆にネガティブな情報を目にしてて購入を躊躇していた方々にとっては有意義なものになるかもしれません。
RONIN JAPANのサイバーパンクの素質
念の為、RONIN JAPAがどんな作品的趣向があるかを書いておきます。
- 小学生の時に漫画『AKIRA』にどハマり
- 『攻殻機動隊』・『アップルシード』大好き
- 『ブレードランナー』大好き
むしろ、どれかに当てはまれば存分に楽しめると言っても過言ではないかと。
作品概要
サイバーパンクの世界観、すなわちサイボーグ手術などの身体改造が一般化した未来世界を舞台とする、オープンワールド型のアクションロールプレイングゲーム。
wikiより
1980年代にアメリカ合衆国で初版がリリースされたテーブルトークRPG『Cyberpunk』シリーズを原作とし、1993年に日本語版もリリースされたシリーズ第2版『サイバーパンク2.0.2.0.』(原題: Cyberpunk2020)の舞台設定も引き継がれている。
初版の『Cyberpunk2013』では2013年、第2版の『サイバーパンク2.0.2.0.』が2020年が舞台という設定であったのに対し、本作では舞台となる時代を2077年へと変更している。

バグ諸々
『サイバーパンク2077』の記事を読む際に、一番気になることかと思うので先に書いておきます。
自分はXbox series Sでそこそこの時間プレイしているのですが、致命的なバグに遭遇してません。
もしかしたら、バグが発生しているにも関わらず気づいてないのかもしれません。
そのくらい没入していると言えば聞こえがいいのかもしれませんが、実際そうなんです。
そもそも、バグなんてもんはいろんな条件がたまたま重なり合った瞬間に発生することがあるわけで、この先遭遇するかもしれませんが、“その時はその時”って気分にしてくれるゲームだと思います。
プレイヤー
初見スタート時、まずはキャラメイクから始まるのですが、これがね楽しいのよ。
3種類の立場から1つを選択
- 荒野を駆け巡る者
- ストリートの猛者
- 大企業のエリート
すでに勘のいい人はシナリオに違いが出ることを予感しているかと思います。

体の“各パーツ”を設定
ここであえてパーツと言わせてもらったのは、この世界においては「義体化」が非常にメジャーな技術であり、プレイヤーもその一人であるということ。
なので、キャラ作成の時点でデザインに取り入れることが可能です。

本当の唯一無二になる
見た目は男性で声が女性という設定もできます。
昨今のLGBTへの配慮どうこうではなく、サイバーパンクな未来ではその各パーツの設定で性別を超えた存在になれるのだと言っておきましょう。
加えて、シナリオ内での恋愛・性的な趣向もプレイヤー次第です。

ゲーム展開
作品の構成は大きく分けて
- メインジョブ
- サイドジョブ
- その他のミッション
- +α
というイメージです。
メインジョブ
大筋のストーリーはメインミッションを達成していくことで進みます。
なお、プレイヤーの選択肢によってエンディングは多数存在。
- 腕っ節で勝ち取るエンディング
- 賢さで目にするエンディング
- 優しさで目にするエンディング
全てはプレイヤーの行いで道ができていきます。

サイドジョブ
プレイヤーは何かにつけて頼られます。
メインジョブでお世話になった人や、共闘した人などから、声がかかります。
このてのサイドジョブっていわゆる「おつかいミッション」と思われがちですが、そうではないと言わせていただきます。
メインジョブや移動中に耳にするニュース番組の内容などに関わるミッションばかりで、設定が本当に細かい。
また、NPCそれぞれに人生があり、そこに触れるようなミッションも豊富で、メインジョブとサイドジョブの相乗効果が高く、分厚いという印象です。

その他のジョブ
メイン・サイドジョブを進めようと街中を移動中に銃撃戦を耳にします。
ほんと危険な街です。
場合によってはシバきあげてください。
何も考えずにドライブしながら、気が向いたら狩るという物騒な道楽もアリです。
+α
各ジョブを進めていく中で、至る所に記憶媒体(フロッピーやメモ)が落ちていて、内容を確認すると、メイン・サイドジョブに関する大量の文章が表示されます。本当に手抜きがない。
サイドジョブの項でも書きましたが、こういったディティールがゲームの世界観を重厚にしています。
なのであえて、「+α」として挙げさせていただきます。
戦闘
だいたい想像つくとは思いますがこんな感じ。
- 銃撃
- スニーキング&格闘
- 電脳ハック
特筆すべきはやはり電脳ハックかと思います。
電脳ハック
プレイヤーは自身の体に組み込まれた電脳を使用して、潜入する建物の防犯カメラなどの設備や敵対する相手をハッキングし、操ったり破壊することも可能。
敵に対して電脳ウィルスを送り込み、敵同士で次々に感染させ、襲撃の初動で多数を撃破という荒技もできます。

装備
- 購入する
- 戦闘中拾う
- 製作する
これらの方法で入手可能。
ただ、私的に「衣類のデザインと性能がうまく合致しないもの」の扱いに困ることも。
例えば性能高いのにアンポンタンな蛍光色のパリピみたいなゲボださジャケットがあったりした場合は、格好つけたいばかりに性能が少し低くてもデザイン重視でクールなものを選んでしまいます。


乗り物
車とバイクを強奪して一時的に乗り回すことができます。また、購入することで自身の物として所有可能。
バイク大好きな私ですが、バイクを操作した時の挙動が自然だなっていう印象。

助手席にて
自身が運転しているや、NPCキャラの助手席に座って運転してもらう時に、車内を見回してみるとアクセや明らかに追加で設置したであろう部品があったり、カーステから流れる音楽もそれぞれの個性が出ている。
外を眺めると、歩いているモブたちにもそれぞれの生活を感じる仕草があり、なんとなく「目的地までスキップ」というボタン指示が出てもボーッと見ていられる。

マップ
広い。そして立体的。
正直、これ以外に語ることない。
でも安心してください、ちゃんとファストトラベルがあるのでグダリません。

マルチプレイ
正直、これに期待して自分は購入しました。
もっと言えば、いずれ導入された際のための準備をしているイメージです。今からすでに、ガラクタ集めたり、装備固めたりしています。そういう人結構多いのでは?
今のところは予定も出ていませんが、諸々の問題が解決すれば、アップデートで入るかもですね。
まとめ
ざっと、プレイ前に自分が気になってたことを、プレイ後にまとめた感じです。
一時期はバグがどうこうで叩かれていたようですが、上にも書いた通り、全く問題なくプレイできています。
自分自身は、「サイバーパンク」という一種の文化や、SF小説的なものが好きなこともあり、その世界観で生きる一人になれるということで大満足の作品です。
同じような趣味趣向の方にはゴリゴリにおすすめします。きっと内容の濃い物語を存分に味わえます。
CD Projekt REDに対して尊敬の意しかない
逆にこの世界観を楽しめない人は、買わない方がいいです。おすすめしません。
世の中には他にもたくさん、素晴らしいゲームがあるんですから。
あ、一応言っときますけどお金もらってレビューしてませんよ笑