忖度しないゲームレビュー#11 『レゴ®スター・ウォーズ™/スカイウォーカー・サーガ』

MMCより
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数々のゲーム(インディーズを含む)をプレイしてきたMM氏と、興味あるゲームしかやらないRONIN JAPAN&Takashin13が忖度なしでゲームをレビューする、第十一回目。

今回は
TT Games開発、Warner Bros. Gamesから発売された作品、『LEGO Star Wars: The Skywalker Saga|レゴ®スター・ウォーズ™/スカイウォーカー・サーガ』
今回はRONIN JAPANがレビューします。

どのくらいSWが好きな人がレビュー書いているのか?

私、RONIN JAPANは

  • 映画の中でも何度も観ているのはスターウォーズのEP4・5・6
  • カノンとレジェンズの大凡の内容は知っている
  • Xbox版のバトルフロント1・2はしっかりプレイしてきた
  • テレビ版のハン・ソロの声を森本レオがやった時は無表情になり、松崎しげるがやった時はニヤニヤした
  • スマホ版のLEGO Star Warsはやった記憶がちょっとあるが、何か違ってたイメージ

といった感じで、少しだけマニアの領域に片足爪先ぐらいは踏み込んでいるので厳し目に内容を見れるかと思います。

現時点でのプレイ状況は、EP4からプレイ開始。
映画の公開順である456→123→789の順にプレイ予定で、今の所EP3を終えて、EP7に入るところです。
では行きます。

原作の再現度・アレンジ

原作愛と作り込み

まず、言いたいのは製作陣の原作愛がすごい
映画における名シーン・名カット+アングルは全て再現されていると思っていただいて問題ありません。
加えて、視聴者目線での細かい作り込みが素晴らしい。SWだけでなく、色々な映画を視聴する中で何気ないシーンなのに妙に印象深いシーン、メインキャラクターではないけれど記憶に何故か残るモブキャラがいることがあると思います。そういったシーンやモブキャラをしっかり登場させ、プレーヤーの周囲に効果的に組み込まれているので、「お、アレじゃん」「アイツじゃん」がたくさん詰まっています。

このアングル、何故か安心する

過度じゃないアレンジ

以前プレイしたLEGOのSWは正直、原作をもとに面白いゲームを作ろうという意気込みが空回りして、アレンジが大袈裟だった記憶がありました。
そういうのって、原作に対して思い入れがあるプレーヤーにとって大袈裟なアレンジは致命的だったりもします。
しかし本作は、そんな心配はしなくても良いかと。
むしろアレンジされたことによって、原作で表現しきれなかった部分を補完してくれているのではないかとさえ思えるくらいです。
マップ構成も同様で、特に原作EP4の冒頭に帝国軍に襲われる宇宙船「ブロッケードランナー」の船内のシーンは低予算で製作されていたため、カット割の関係で通路一本分と貨物室、そして脱出ポッドのあるスペースのイメージしかないかと思います。それが本作をプレイする中で違和感無く、広い宇宙船の中での戦闘であるという認識に変わります。

最速のガラクタを修理するミッション
本編と違いみんなで協力して組み上げる
ちゃんと広いブロッケードランナー

操作性とキャラクター

操作性

簡単にいうと、5分で慣れるヤツ。
変なストレスはありませんし、特殊な動作を求められる時やキャラクターを切り替える場面では直感的に判断できるボタンアイコンが出ます。
私がとくに気に入ったのは、一定時間移動していると、自動でダッシュに切り替わる事。些細な事ですがこういう気遣いは好きです。
ただし、SWBF1・2をプレイしていた方は宇宙船の類を操縦する時に、左スティックだけで操る操作になっているので初っ端は焦るかもです。

遮蔽物に隠れるモーションもきっちりあります

キャラクター、そしてちゃんと弱いレイア姫

某SWBF2で狂気じみたホーミングブラスターで戦場の鬼姫となってキャラ崩壊していたレイア姫ですが、本作についてはそういったところのイメージも原作に準拠した能力になっています。これに直面した時、すぐに理解しました。キャラクターバランスちゃんとしてるなって(笑)
セイバー系のジェダイ・シスともにそれぞれのキャラクターの特徴とも言える動き(フォーム)の再現性も良く、多作で扱ったことのないメイス・ウィンドゥでヴァーパッドのフォームで動けた時はMM氏とVCしているのも関わらず「これは、美しいわ」と声に出してしまいました。

LEGOである意味

前述まで挙げた特徴だけ考えると、「LEGOじゃなくて普通のCGで作った方が良かったんじゃない?」という感じもしますが、LEGOであることにより原作ありきの作品としても、単体のアクションゲームとしても、幅広く楽しめる良作になっているのではないかと思うところがあります。

ゴア表現カット・トラウマシーンの緩和

SWのシリーズって、ふとしたタイミングでグロシーンが入ったりするのですが、そこはLEGOであることをうまく利用して表現しています。
なので、ゴア表現が苦手な方やキッズと一緒に楽しむのには良いかと。
私自身、オーダー66のシーンはいい大人になってもトラウマシーンという認識があるのですが、本作では上手いこと限界までソフトな表現にしていたなと感心させられました。

工夫で切り抜ける達成感

知育玩具としても取り扱われるLEGO。
以前のLEGO SWからもそうですが、ゲームを進行していく中で、テクスチャーを破壊して組み直したり、ブロックを積み上げたりという場面が多数存在します。
これなんかも、LEGOであるからこそできることであり、簡単な操作で達成感を味わえる面白みであると思いますよ。

R2-D2のハックも、もちろんあります

〇〇ごっこを真剣にできる

小さい時やった、おもちゃでやる「〇〇ごっこ」。
やったことある人にはわかると思うのですが、おもちゃでやってるけど、真剣に悪と戦っていたと思うんです。
本作は、“LEGOみたいなアニメ”を操るのでは無く、ちゃんと「LEGOを操作している感覚」のあるビジュアルだからこそ、気軽な良さを大事にしながらも真剣な戦いを楽しめる気がします。
その上で、原作に無かった部分をスパイスとして加えても嫌な気分にさせないいい部分もある。
個人的に踏み込んでいうと、変なこだわりを捨ててグリーバス将軍を潔くそのままモデリングしたLEGO社にもリスペクトです。

まとめ

SW原作のメインストーリーであるスカイウォーカー一族のあれこれがひと段落し、一旦の完結がなされ、それに対しての製作陣が真剣に向き合ってファンをガッカリさせないモノをリリースしたんだなと感激すらしました。
まさか、LEGOのキャラクターで涙腺が緩むとは思いませんでした。
ちなみに、一時期進行不可バグが話題にもなりましたが、運営サイドが対応するのも早く、そういうところもグッときます。
正直なところ、原作EP789についてはRONIN JAPAN的には納得いかないところが多々あります。
果たしてあれらを「原作」と呼称するのも変な気持ちになるぐらいですが、にしても、本作の製作陣のハートの熱さは間違いなく感じられる作品であることは揺るぎありません。

本作はメインストーリーの進行テンポが良く、サクサク終わりますがサブミッションやDLCも多数あり、一旦メインを終わらせた後に、サブミッションやDLCをちょくちょくやっていく感じになりそうですので長い付き合いになるかと。

映画のゲーム化は、時に論争が繰り広げらることがあるかと思います。
本作はLEGOによって緩和しつつ、より面白くしており「ゲーム化にバランスをもたらすもの」という役目をしっかり果たしているのかもしれません。アナキンもフォースにバランスをもたらせるものって言われてましたしね…。

最後に。SWファンの皆さん、買ってガッカリはないのでご安心ください。

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