忖度しないゲームレビュー#10 『ELDEN RING | エルデンリング』

レビュー
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初プレイの人に伝えたいこと

さて、3週目でのらりくらりやっている私が、まず伝えたいこととしては、1週目は自分の力でやって楽しむことです。
世の中には発売直後からゲーム内の攻略情報を掲載しているサイトやプレイ動画が上がっているようでしたが、ハッキリ言いましょう、それらを閲覧することでこの作品の魅力が30%は削ぎ取られます。

ゲームの魅力はどうでも良くって、早くクリアしたり実績100%にしてドヤ顔したいだけの人は別にいいのですが、この作品のテーマ的なものだったり構造を考えると、全てを「運命」として進めていく方が正しいのではないかと考えます。

最初はこんな鳥にだって静かに近づく生き方でもいいのです。

ちゃんと読む・ちゃんと聞く

本作はムービーシーンも少なく、不自然に説明口調の狂言回し的なキャラクターもいないため、ゲームを進行するにあたっては、会話のできるNPCとのやり取りが重要です。早く進行したいばっかりに、会話パートをボタン連打で進めてしまうと、後々「え?どうしてこうなってんの?」みたいなことが増えてきます。
加えて、一人のキャラクターと一度会話したら終わりと思わずに、同じことを繰り返すまでは話しかけることも重要です。

三回話しかけてやっと選択肢が出ることも

ちゃんと目を通す

手に入れたアイテムには必ず説明があるので目を通しておきましょう。
武器の特性などもこれで知ることになるので、本当に重要です。
そして、語り部的なキャラクターの存在しないこの作品だからこそ、それらの情報からより壮大なバックグランドを感じ取ることにもなります。
本当にこの世界観を楽しむならちゃんと読むことをお勧めします。

ちょっとしたアイテムでも、三行ほどは絶対に説明がある。

最初の「素性」はそんなに気にしなくても良い

ゲーム開始時に、多数用意されている「素性」。
他のRPGなどでいうところの職業みたいなものなのですが、何を選ぼうと全く問題ありません。レベルアップしていくなかで、例えば魔法メインのキャラをムッキムキに路線変更も出来るのでご安心ください。なので、なんとなくルックス(初期装備)で選んでも大丈夫です。

素性の一部。それぞれに開始時に使える戦技や武器・防具に違いあり。

『死にゲー』

フロムと言えば「死にゲー」と言われています。私的にはやってみて感じたのは、死亡することに理不尽さは感じませんでした。むしろ絶妙なゲームバランスだなぁっていうイメージ
プラス、敵にやられる中で自分のキャラコンが成長していくのを感じる場面が結構ありました。
キャラのレベル・武器のレベルに続く、数値には見えないプレイヤーのレベルが上がっていっている感じでしょうか?
これも本作ならびにフロムの過去作の魅力ではないかと、なんとなく思いました。

この文字を何度も見て強くなっていく

ネットの「最強」「おすすめ」に振り回されない

Youtubeや攻略サイトなどにたくさん並ぶ「最強武器」「おすすめ武器」と言う言葉。これらについては、参考程度にしとく方が良いかと。
みなさんそれぞれの戦闘スタイルがあると思いますし、色々と自分で組み合わせてみて見つけ出す方が数倍楽しめます。
ボスを倒して手に入る武器防具も同様で、普通のRPGだと伝説の武器防具は最強として扱われますが、本作についていうなら当てはまらないかと。
ちなみにそんな私が最終ボスを討ち取った武器は、序盤でちょっぴり強い敵が低確率でドロップする斬馬刀です。
フロムゲー初心者の私ですらこうなのです。

分厚い斬馬刀の安心感
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